インフルエンザ予防

インフルエンザ予防

インフルエンザ予防

どうしてもインフルエンザに感染したくない場合、抗インフルエンザ薬の投与を行うことで感染を予防することが可能です。
実際の治療に使われる薬を予防目的で使用することです。

抗インフルエンザ薬の予防的内服は、あくまで「予防」目的であり、治療ではないため、保険を使うことはできません。基本的には全て、自己負担での自費診療で処方されるお薬となります。      

自費での処方の場合、医師が診察を行い、アレルギーや既往歴を確認、問題なければ処方させていただくことは可能です。

例えば、

・家族あるいは同僚がインフルエンザと診断されてしまった。まだ症状はないが、インフルエンザの発症はしたくない

・受験や大事な会議など、どうしても重要なイベントが有り、インフルエンザに感染して欠席するわけに行かない

・ご高齢のご家族と同居されており、感染すると命の危険性もあるので、自分がインフルエンザをうつすわけに行かない

というようなご事情で処方をご希望されるケースがあります。

上記のように、抗インフルエンザ薬の予防的内服では、お薬を飲まれたご本人がインフルエンザに感染しない効果と同時に、他の人への感染拡大を予防するという効果も期待できます。

とりあつかい治療薬

タミフル(オセルタミビル)

A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の予防

1回75mgを1日1回、10日間経口服用してください。

おもな副作用は、吐き気、腹痛、下痢などの胃腸症状です。

イナビル

A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の予防

1日1回2本を吸入してください。10日間効果があります。

副作用はほとんどありません。喘息のある人や乳製品にアレルギーのある人は、発作の誘発やアレルギー症状の発現に念のため注意してください。

ゾフルーザ20㎎

A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の予防

80kg以上:1日1回4錠服用してください。10日間効果があります。
80kg未満:1日1回2錠服用してください。10日間効果があります。

出血が報告されていますが、まれなケースと考えられます。血便、鼻出血、血尿など出血がみられたら、医師に連絡してください。